特定非営利法人 NPO法人Happy Japan Project設立趣旨書

日本においては、障害者に対しての認識が欧米諸国に比べると著しく低く、その結果大人から子供までが心のどこかで障害者と健常者の間で壁を作ってしまっていると感じます。
1998年に長野で開催されたパラリンピック以降、パラリンピックに対する知名度は上がり、メディアにも取り上げられるようになったものの、まだまだ身近なものと感じられるまでには至っていないのが現状です。

我々Happy Japan Project は、パラリンピックアスリートならびにパラリンピックを目指すアスリートと連携、協力し、全国の学校や企業に対して講演活動やスポーツ交流イベントを行い、「命の大切さ」や「最後まで諦めないこと」、「夢」、「感謝の気持ちを持つこと」を伝えることで障害者と健常者の心のバリアフリーを行うものであります。
 又、オリンピックアスリートに比べ、パラリンピックアスリートの活動に対する国や企業からの経済的な援助や社会的な地位に格差があり、この現状をもっと広く理解してもらいHappy Japan Project の活動を通じてパラリンピックアスリートで組織される選手会に対して支援することを行って参ります。

この2年間、Happy Japan Project では全国の小中学校での教育講演会の開催、福祉施設やがんセンターへの訪問、パラリンピックアスリートとのトーク交流イベントなど積極的に取り組んで参りました。詳細な活動内容は別紙に添付しております。
 今後はオリンピックアスリートとも連携を図りながら同様の活動を継続していくことで、より多くの人々にパラリンピックのこと、障害のことを理解してもらい青少年の健全育成、社会貢献に寄与できるものと確信しております。

我々の活動は地方自治体向けであることが多いことから、任意団体では信用問題等で限界を感じる場面も多く、法人格の取得がその解決方法であると考え、特定非営利活動法人を設立することに致しました。又、法人格を取得することでより多くの民間企業の協力も期待が出来るとともに、社会へのメッセージを強く発信できると考えています。

以上

 

平成21年10月9日

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